【わかりやすく解説】「全国旅行支援」の仕組みと注意点

いよいよ2022年10月11日よりスタートした「全国旅行支援」

40％割引と聞けば、我慢していた旅行へ出かけたくなるのは当然でしょう。

しかし、前回のGo To トラベルと異なる点も多く、なかなか複雑なルールが立ちはだかります。

どれくらいお得になるのか、申込方法など、今回は全国旅行支援の仕組みと注意点をわかりやすく解説したいと思います。

さっそく見ていきましょう。

1. 「全国旅行支援」とは

全国旅行支援は文字通り「コロナ渦で落ち込んだ旅行業界への消費喚起策」です。

Go To トラベルに続いて自治体ごとに実施していた「県内旅行を対象とした県民割」、「近隣県への旅行が対象のブロック割」に続く4つ目の施策になります。

今回は、コロナが落ち着いてきたこともあり、全国への旅行が対象となりますが、Go To トラベルと違い、県ごとに若干ルールやキャンペーンの名称に違いがあります。

（県ごとの詳細なルールについては観光庁の全国旅行支援HPを参照してみてください。）

2. どれぐらいお得になるのか？

それでは、いったいどれだけお得になるのか見ていきましょう。

まず、今回の「全国旅行支援」では、旅費の割引と地域クーポン券の2つの特典を受けることが可能です。

旅費の割引率は40％となっています。

ただし、「日帰りツアーや宿泊のみ」と「交通機関とセットの宿泊ツアー」では割引上限額が異なるため注意が必要です。

旅費の割引

日帰り or 宿泊のみ：40％OFF（割引上限：5,000円）

宿泊付ツアー：40％OFF（割引上限　8,000円）

また、地域クーポン券は平日と休日で割引額が異なります。

地域クーポン券

平日：3,000円

休日：1,000円

地域クーポン券は宿泊費には充てられない

全国旅行支援の内容をまとめると下図の表の通りとなります。

地域クーポン券を合わせた割引額の合計は「平日で20,000円以上のツアー」が実質1,1000円と最も大きくなります。

また、持ち出し分の少なさでいうと「平日に日帰りツアー」や「平日宿泊のみ」で利用するのもおすすめです。

3. 申込方法と必要なもの

なお、申込方法は基本的にこれまでの割引と同様に、宿のHPや旅行サイト（じゃらんやYahoo!トラベル、楽天トラベルなど）で対象プランを申込するだけです。

お得な旅行予約については、別記事にもまとめてありますので是非ご覧ください。

また、旅行の際には次の2つの書類を忘れないように注意しましょう。（12歳以下の子供については不要）

都道府県によっては「県内旅行であれば摂取2回でよい」といった独自ルールもあります。

必ず事前に調べておきましょう。

4. その他注意点

全国旅行支援の注意点には他にも以下のようなものがあります。

自治体により若干期間が異なる

「全国旅行支援」の対象期間は10月11日～12月下旬ですが、都道府県や旅行会社等によって期間が前後しています。

また、期間内であればすでに予約済みの旅行も対象になりますが、旅行会社等へ確認しておいた方がよいでしょう。

最低利用金額を下回るものは対象外

最低利用金額は平日5,000円、休日2,000円。

つまり、割引額とクーポン券で実質マイナスになる場合は対象外となります。

対象となる宿泊日数は最大で7泊

全国旅行支援の対象となる宿泊日数は1回あたり7泊までとなっています。 

（期間内であれば何度でも適用できます。）

5. まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は、全国旅行支援の仕組みと注意点について解説しました。

細かいルールはありますが、基本的にはネットなどで対象プランを申込しておけば十分お得と言えるでしょう。

気候的にも旅行しやすい季節ですので、ぜひ楽しい旅行を楽しんでみてください。