【お知らせ】マイナポイントの申込みは、2023年9月30日に受付終了しました。
マイナポイント事業についてはたびたびニュースになっているので聞いたことがある人は多いと思います。
しかし、その仕組みは複雑怪奇で、浸透しているとは言い難い状況です。
2021年末に終了した「第1弾」では先着4000 万人の枠には達せず、引き続き2022年1月1日から「第2弾」が開始されることとなりました。
さらに、当初2022年9月末だったマイナンバーカードの申請期限が12月末⇒2023年2月までに延長されました。
今回は実態がいまいちよくわからない「マイナポイント」について解説したいと思います。
1. マイナポイントとは
まずマイナポイントとはマイナンバーカードを作った人だけがもらえるポイントのことです。
ポイントを受け取るためには、対象のキャッシュレス決済の登録が必須となります。
具体的にはマイナンバーカードを取得して対象のキャッシュレス決済を登録した後に、その決済方法で買い物をすれば、25%分のポイントをもらうことができるというもの。
25%還元で上限5000ポイントですので、電子マネーに2万円分チャージしたり、クレジットカードで2万円以上買い物をすれば、満額の5000ポイント受け取ることができます。
また、未成年でも対象(キャッシュレス決済は保護者名義のものを登録)なので、4人家族なら最大2万ポイント貰うことができます。
しかし、「仕組みがややこしい」&「手続きが面倒」という致命的な欠点もあって、目標の4000万人登録へは程遠く、ついには2021年末まで期限を延長することに。
結局それでも足りず、2022年からはさらに予算(1兆8,134億円!)を追加し、前述の5000ポイントに加え、「保険証登録」や「公金受け取り口座登録」をすれば合計で最大20000ポイント獲得できる「マイナポイント 第2弾」がスタートしました。
詳細については、総務省の公式ホームページも参照してみてください。
2. マイナポイントはどこで使える?使い方や有効期限は?
マイナポイントは2022年現在、ほとんどのお店で使うことができます。
というのも、先ほどお話しした通り、「マイナポイント」は各々自分の好きなキャッシュレス決済サービスを通じて受け取る仕組みなので、人によってはPayPayの「PayPayマネーライト」であったり、 WAON の「WAON残高」やSuicaの「JREポイント」であったり、オリコカードの「オリコポイント」だったりします。
つまり、マイナポイントをPayPay で受け取った人は「PayPay が使えるお店」で、WAONで受け取った人は 「WAON が使えるお店」で使用できるという訳です。
また、もらったポイントの有効期限については、基本的には無期限のところが多いですが、それぞれの電子マネーやクレジットカード等のルールに準拠します。
一部有効期限がある決済サービスもありますので、事前に必ず以下総務省HP内「各キャッシュレス決済詳細ページ」の中にあるマイナポイント付与詳細で「付与ポイントの有効期限」を確認しておきましょう。
3. マイナポイント5000ポイントをもらう方法や手順は?
マイナポイントの受け取り方については次の3つの手順があります。
- マイナンバーカードを用意する
- マイナポイントの申込をする
- 対象のキャッシュレス決済で2万円以上のチャージまたは買い物をする
こうしてみると簡単そうに見えますが、これが思った以上に複雑でマイナポイント獲得の最大の障壁となっています。
マイナポイント(5000ポイント)の貰い方については別の記事でまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。 【お知らせ】マイナポイントの申込みは、2023年9月30日に受付終了しました。 話題のマイナポイント。 第1弾は、2021年12月末を以て終了しましたが、2022年1 ... 続きを見る
【第2弾開始!】マイナポイント 5000ポイントの受け取り方【わかりやすく解説】
4. さらに15000ポイント(合計2万ポイント)をもらう方法
そしてさらに①マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込みと②公金受取口座の登録を行えば、それぞれ7500ポイント×2=15000ポイント(先ほどの5000ポイントと合わせると計20000ポイント)もらうことが可能です。
①マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込み
付与ポイント:7500ポイント
申込開始時期:2022年6月30日~
申込期限:2023年5月末まで
②公金受取口座の登録
付与ポイント:7500ポイント
申込開始時期:2022年6月30日~
申込期限:2023年5月末まで
5. マイナポイントの注意点
マイナポイントの注意点について、まずは申込期限に気を付けましょう。
「マイナポイント」自体の申込期限は2023年5月末までですが、その前にマイナンバーカードの申請を2023年2月末※までに行っておく必要があります。
※当初2022年9月末だったマイナンバーカードの申請期限が12月末⇒2023年2月までに延長されました。
また、家族で申込する場合はそれぞれ手続きが必要です。
例えば「母親のpaypayにまとめて8万チャージで2万ポイント還元」といったポイント合算などもできません。
仮に子供が未成年なら親名義のpaypayでの申込も可能ですが、同一名義の予約・申込は1決済につき1人分しかできないので、「自分の5000ポイントはpaypayで、子供の5000ポイントは(母名義の)Suicaで申込」といった具合に、それぞれ分けて手続きする必要があります。
その他注意点として、マイナポイントを受け取るキャッシュレス決済方法は、原則として一度決めた後の変更ができません。
「自分がよく使うキャッシュレス決済方法」が一番のお勧めですが、上述した総務省HP「キャッシュレス決済詳細」などを参考にしながら慎重に選択しましょう。
6. まとめ
- マイナポイントとはマイナンバーカードを取得した人がもらえるポイント
- ポイントは自分が選んだキャッシュレス決済サービスを通して受け取り可能
- マイナンバーカードの申請期限は2023年2月末、マイナポイントの申込期限は2023年5月末
国の行政サービスの手続きを行うだけで、所得制限など関係なく20000円分のポイントをもらえるというのはものすごいチャンスと言えるでしょう。
未成年も対象なので、家族全員申込しない手はありません。
正直、仕組みや手続き方法はお世辞にも簡単とは言えませんが、クレジットカードや電子マネーを持っている人はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。